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荒波を越えて日本仏教のいしずえになるまで八世紀半ばの日本、あいつぐ災難に悩む聖武天皇は仏教による再建を求めて唐に使者を派遣。唐随一の高僧・鑑真（がんじん）は日本に真の仏教を伝えるべく渡来を決意。だが迫害、遭難、弟子の死、失明などあいつぐ苦難に襲われる。十二年めにようやく海を渡ったのち、東大寺や唐招提寺での僧育成のほか、医学・建築・芸術に多大な貢献をする。
日本の仏教文化のいしずえを築いた不屈の僧・鑑真の激しく尊い生涯を慈済大愛テレビ局がアニメ映画化。今回、日本語字幕つきで特別公開します。写真展「心でつながろう」
復興支援活動の中で見つけた大切なこと
私たちは台湾仏教慈済慈善事業基金会というNGOのボランティア団体です。東日本大震災は、未曾有の大災害で私たちは日本が受けた痛みを身にしみて感じています。何か少しでも役に立てたらという思いで、
すぐに台湾を始め世界39ヵ国の慈済ボランティアは募金活動を行いました。そして、東北の25市町村の被災地で約十万世帯に総額50億円を超える見舞金を配布しました。現地で沢山の方々と触れ合う中で、地元の皆様が身をもって示してくださったことが風化することのないよう、自然と共に生きていることを再認識していただきたいとの思いで、この写真展を企画することとなりました。
慈済（ツーチー）台湾に本部を置く慈善団体。医療・教育・被災地支援など幅広く活動。国連NGO委員。メンバーの多くは婦人ボランティア。