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07月19日
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小さな声に耳を傾けて

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4月24日正午頃、大津町総合体育館の前へ車で来た女性が到着するなり「温かい食事が頂けますか?ここで温かい食事がもらえると聞いて来たんです。」と話しかけてきた。詳しく話を聞いてみると、彼女はここから車で10分程の避難所大津東小学校から来て、その避難所となっている体育館の避難者は殆どがお年寄りで自宅が被害を受けている事、川のすぐ傍の小学校にあり土砂災害警戒区域にある事から大雨情報などがあるとそこからも避難しなければならない事などが解りました。更に、水、パンなどは足りているものの、温かい食べ物が無く、自衛隊が配布してくれたおにぎりは一人一個が原則でそれ以上の配給は難しいとの現状だと話してくれました。

ボランティアが彼女の話を聞きながら落ち着かせるとともに、私たちが台湾からのボラテンティア団体である事、今はここ「大津町総合体育館」炊き出しをしている事、さらに彼女のいる避難所で必要とするならば協力したいので一緒に避難所の方へ行きたい事などを伝えた。説明を終えた後、彼女は穏やかな口調に涙を浮かべながら「ありがとうございます」とおっしゃいました。そして彼女とボランティアは総合体育館の中を一回りし、幾つかのパンと水を持って車へ戻りました。できればそのまま彼女と避難所の方へ同行したかったのですが、車の中は援助物資が満杯に積まれ、同乗するのは困難でした。そこで彼女の連絡先を聞き、その場は別れました。

ボランティア達は彼女の話を報告し、随行頂いているドライバーの方にお願いしその臨時避難所”大津東小学校”へ向かったのが金発師兄、静慧師姉、慈涓師姉の3名でした。とはいえ近隣の道路事情に明るくない事もありかなり遠回りし、やっと到着した時は30分ほどかかり、一同ほっとしました。すぐに避難所となっている体育館へ向かい、館内の担当者の方に事情を説明、状況を聞かせて頂きました。そこで解ったのは、体育館には30名程の方がここにいる事、物資や食事は足りていることでした。つまり現時点、炊き出しなどのお手伝いは不要だったのでした。

説明を聞いた後、担当者の方に許可を頂き体育館の中へ入らせて頂きました。その時ふたりの優しそうなおばあさんが体育館に座っていました。ボランティアがふたりに歩み寄り挨拶をすると、私たちが遠く台湾から来た事にとても感動された様子で私たちの手を取りながら「こんな大きな災難は生まれて初めてです。どこの家も被害を受け、瓦が壊れ、天井から雨水が漏れ、もうどうしようもありません。」と話さながら、その一方、ちょうど台湾の話をしていた時に私たち台湾の人が現れた事に不思議な縁を感じたそうです。厳しい避難生活の中ですが、その一時の出会いに暖かな笑みがこぼれました。私たちはお二人との写真をとると、大津総合体育館へ戻りました。

今回はどこかささやかな誤解があったのか、実情とは違う情報に混乱してしまいました。しかし、「小さな声を聞きすぐに駆けつけ、その声に耳を傾ける」、その上人の願いをきちんと実践する事ができました。

(4/24、初日はボランティアたちにより、400人分の温かい食べ物と150個のおにぎりを作りました。地元の人々はボランティアの思いやりにとても感謝してくださいました。「こんな危ないところに来てくださり、本当にありがとうござました」と言葉を頂きました。)


日本報導/吳慈涓
訳/慈璐
 

画像

超大型台風30号(アジア名Haiyan)がフィリピンを直撃、フィリピン史上最大の災害をもたらしました。被災状況が最も甚大なのは、レイテ島のタクロバン市、オルモック市、そしてサマール島のギワン島。

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