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04月27日
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慈濟新芽奨学金授与式

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【岩手県大槌町】二〇一八年三月十三日、慈濟のボランティア一行九人が、岩手県大槌町に入りました。国道四十五号線沿いの海岸には太平洋が見えないぐらいの堤防が高く長く設置され、その堤防の内側は道路工事や住宅の建築ラッシュとなっています。この日は、大槌町で第一回目の慈濟新芽奨学金の授与式がありました。会場は大槌町の中心部にある丘に位置する中央公民館です。その丘に立ち、町全体を見渡すと、3.11の復興にどれだけ時間を要しているのかが実感出来ます。

新芽奨学金が良縁を結ぶ

七年前、町長代理であった平野公三さんからの一本の電話のご縁で、大槌町での慈濟による被災者への見舞金配布が実現しました。今回は、現地のボランティアである山崎充さんの思いが縁を繋ぎました。山崎さんは大槌町で家庭の経済的事情から進学を諦めざるを得ない学生がいる事に心を痛め、東京で慈濟が新芽奨学金を始めた事を聞くと大槌でも奨学金を提供出来ないかと相談しにきました。

昨年十一月下旬、慈濟が大槌町の平野町長と、伊藤正治教育長を訪ね、学生たちの支援をしたい旨を伝えました。今年四月からの補助には時間的余裕はありませんが、それでもボランティア達は、可能ならば少しでも早く、学生を支援するため奨学金を実施したいと願いました。教育委員会と協力し、募集要項の準備、各学校への説明、申請書の受領、審査などを、短期間で完了させました。学生の申請書をもとに学校長推薦書を確認し、教育委員会と慈濟による書類審査及び面接を経て、二名の学生に四月の大学進学後、毎月五万円の奨学金が支給される事に決まりました。

現地ボランティアの温かい支援

東京から片道五時間の道程を経て、九名のボランティアは現地に入りました。多くの現地ボランティアも応援に駆けつけてくれました。

九十歳の伊藤テルさんは、同級生を誘い、一緒に参加してくれました。ほかのメンバーが授与式後のお茶会の用意をする傍らで、伊藤さん達は立ち続けるのが難しいので、座ってお茶碗を拭いたりしてくれました。野崎貞子さんは手作りのお菓子を持参し、ボランティア達をもてなしました。こうして全員が協力しあい、わずか三時間で、餃子の皮から餡まで作り、ビーフンを炒め、果物を切り、サラダなど、心のこもった料理を準備する事ができました。

学生達の思慮深い選択

奨学生は遠く離れた大学を進学先として選びました。当初ボランティア達はそれがなぜか解りませんでした。奨学生の二名とも成績はかなり良く、色々な大学を選択する事が出来るはずでした。しかし二人の話を詳しく聞くと、進学はしたいが家計への負担を考慮し、学費が安く、自らの夢を実現出来る大学を選んでいたのです。

種を植えて新芽を育てる

新芽奨学金の授与式は午後五時半から始まり、慈濟の紹介ビデオで、会場の皆様に学業を続けられる事は世の中で、どれだけ幸福である事かを知って頂きました。平野町長は七年前、廃墟の中で慈濟が見舞金だけではなく、被災者を思う温かい心を持ってきた事を思い出していました。二人の学生に、親孝行だけではなく、慈濟や周りの人からの愛を忘れないようにと伝えました。日本分會執行長許麗香は、「新芽」と名付けたのは、学生達が種のように、土と太陽と水の恩恵を受け育ち、邁進して社会で活躍する人になってほしいと説明しました。

平野達男参議院議員は式に参加出来できませんでしたが、学生に祝福の言葉と、慈濟の活動に感謝するメッセージを贈ってくださいました。伊藤教育長は慈濟の大いなる愛に感銘しました。二人の奨学生に対して将来、社会に貢献し、教科書での学びだけではなく、人とのふれあいで、より多くの事を学んでほしいと伝えました。

釜石高校の教師で、司会を務めてくれた岩鼻清一先生は、慈濟の新芽奨学金に感動していました。慈濟の様々な活動を間近に感じて、竹筒にお金を貯め、寄付を続けています。教育に携わってきた彼は、日本で奨学金を運営する事が容易ではない事を知っていました。ですから慈濟のボランティア達に対し、一歩一歩着実に進めていけば沢山の方が慈濟の誠意を感じるはずだと思いました。自分も現地で応援を続けたいと話しました。

ごく短い式典でしたが、3.11のご縁で愛の種が芽生えた事を感じる催しでした。これからの成長を暖かく見守っていきたいです。

訳/呉兪輝·文/濟達·写真/朱家立

 

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超大型台風30号(アジア名Haiyan)がフィリピンを直撃、フィリピン史上最大の災害をもたらしました。被災状況が最も甚大なのは、レイテ島のタクロバン市、オルモック市、そしてサマール島のギワン島。

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