老人ホームでの心温まるひと時を共に

2013年 10月 09日 慈済基金会
印刷
この日のためにボランティアたちは懸命に練習をしてきました。ついに本番の日がやってきたのです。

8月27日(火)関西慈済大阪協力組ボランティア8名は大阪市東成区にあるハミングベル緑橋ホームへ向かいました。今日はホームのお年寄りに手話の歌とバンブーダンスを披露します。京都や大阪天王寺や鶴橋と各方面から集ったボランティアたちの目的は一つ、ホームのお年寄りに喜んで頂きたいことです。そのために念に念を入れ、老人ホーム到着後も控え室でいい演技ができるようにみんなでおさらいをしました。

いよいよ本番です。簡単な自己紹介の後、会場に集まったお年寄りやスタッフたちと指遊びをしました。この指遊びを通して、指の運動ができるばかりでなく、お年寄りたちの心もほぐれて、お互いの距離が縮まりました。

さて、指も心もほぐれたところで、いよいよメンメニューの手話の披露です。今回選んだ曲目は、みんながよく知っている歌「ふるさと」と「幸せなら手を叩こう」です。ボランティアたちの演技の後、お年寄りにも簡単な手話を教え、いっしょに見よう見真似で手を動かしながら「ふるさと」を歌いました。手話をしないお年寄りも楽しそうに歌だけ歌って下さいました。中には感極まって、涙する方もおられました。

みなさんの気分も盛り上がったところで、次はバンブーダンスです。リズミカルな曲とダンスの仕草が面白いのでみんなとても楽しそうでした。ボランティアたちの演技のあと、簡単にバンブーダンスについて説明をし、スタッフの方に体験して頂きました。初めてバンブーダンスをするスタッフの方はなかなかリズムに合わせることができません。それをごらんになっていた会場のお年寄りたちは大笑いです。このようにバンブーダンスは笑い声の中で幕を閉じました。

最後に、今日のこの一期一会のご縁を記念してみなさんにストラップを差し上げました。みなさんがお元気、これからもこの良きご縁が続くことを願って止みません。ハミングベル緑橋ホームで共に過ごした楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、お年寄りたちの楽しい笑顔は私たちボランティアの心を温かくして下さいました。ボランティア冥利につきます。お年寄りたちの笑顔を心に刻み、さらに精進したいと思います。

文・吳湘婷