2011年10月度

2011年 11月 14日 慈済基金会
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10/01
  • 米国東部を襲ったハリケーン・アイリーン災害援助の一環として、ニュージャージーの慈済ボランティアが、被害が甚大なマンビル市の市庁を9月8日訪問し、後続援助について打ち合わせを行った。9月18日と25日に災害調査を行い、10月1日にボランティア43人を動員して、被災者55世帯に現物引替えカードを配付した。
10/02
  • 北朝鮮に対する食糧援助は、8月の第1次調査に続き、慈済第2次調査団一行10人がこの日出発して、4日から6日までそれぞれコクサングン、リンサングン、ピョンウォングン、テドングンに行って、配付の場所と移動のルートを調べた。7日は北朝鮮の国際貿易促進委員会と援助に関する協議書にサインを交わした。本計画は11月に4郡の10万世帯以上の貧民に、白米、食用油、粉ミルクなど物資の配付を予定している。調査団一行は任務を終え、7日台湾に帰着した。
  • ブラジル連絡処がサンパウロ市のコカイア区で、4回にわたる人文教育活動を行ない、子供たちに父母に孝行し、師を尊重することの大切さを教えた。また、1340個の子供の日のプレゼントを配付した。
  • グアテマラのサンタ・ローザ県クイラパ市が8月に水害、9月に地震に襲われたことを受け、慈済のボランティアがこの日災害状況を調査し、被災者493世帯に物資を配付した。
10/05
  • 慈済のフィリピンに対する長年の奉仕に感謝するため、フィリピンのイースト大学がこの日名誉博士号を證厳法師に贈り、慈済基金会の代表が法師に代わって受領した。

10/07
  • 南アフリカ支部が、ヨハネスブルグのベッドフォードビューで、3日間にわたる「南部アフリカボランティア精進研修会」を開催し、その中で「法、水の如し」の勉強会を開いた。ボランティア102名が参加した。
10/09
  • 證厳法師が全世界の慈済人を率いて無私の奉仕を捧げている精神と行動を評価し、米国のルーズベルト協会から傑出社会奉仕賞を授与された。協会の会長アンナ・エレノワ・ルーズベルト女史(故ルーズベルト大統領の孫娘)が、この日自ら台湾の花蓮に證厳法師を訪れ、授与された。同協会が米国以外の国で初めて賞を授与するのは初めてであり、奉仕賞が外国人に贈られたのは初めてである。
  • 日本支部が毎月行なっているボランティア定例会は、東日本大震災の災害援助に全力投球していたために長い間停止していたが、この日から再開した。この日は、災害援助の中での感想や感動した話などが披露された。
10/16
  • グアテマラのサンタ・ローザ県プエブロ・ヌエヴォ・ヴィニャ市が、9月8日豪雨のために河川が氾濫し、河岸の貧民が被害を蒙った。慈済のボランティアが9月28日と10月11日災害状況を調査し、16日に被災者390世帯に生活用品と食糧を配付した。そのほかに、住民が家を立て直すためのブリキ板など建材10戸分を提供した。
10/18
  • 東日本大震災慈済災害援助第7回配付団の台湾側メンバー70人が、この日東京に到着して日本側メンバーと合流、20日から24日まで宮城県石巻市、名取市、東松島市、南三陸町及び女川町で住宅被害見舞金を配付し、任務を終えて25日無事台湾に帰着した。
10/20
  • 中米のエルサルバドル、ホンジュラス、グアテマラが水害で苦しんでいる。各地の慈済ボランティアが災害援助の活動を発起した。3カ国のボランティアは人手不足なので、米国総本部が「中米水害調整センター」を設け、台湾花蓮本部と各拠点とインターネットで結び、災害状況を確認した。26日には花蓮本部の了解を得て、それぞれ「ホンジュラス災害援助団」と「グアテマラ、エルサルバドル災害援助団」を組織して28日に出発。現地のボランティアと合流し災害調査と配付を行った後、11月7日に米国に帰着する予定。
10/21
  • カナダ・バンクーバー市が10月21日を「證厳法師の日(Master Cheng Yen Day)」に制定、證厳法師が慈済のボランティアを率いて無私の奉仕を行なっている行為を讃えた。表彰式には、カナダ支部の責任者である何国慶が20名近くのボランティアと共に出席し、ロバートソン市長より表彰状を受領した。

  • 連日の豪雨により中米全域に水害が発生し、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、グアテマラともひどい災害を被っている。各国在住の慈済ボランティアは直ちに援助活動を展開、そのうちのグアテマラ慈済ボランティアが、21日と22日にサンタ・ローザ県のタキスコ市とチキムリラ市に行って災害調査を行い、ホンジュラスのボランティアが23日にチョルテカ県の被災者125世帯にとうもろこし粉を配付した。

10/23
  • タイ支部のボランティアが、ノンタブリー県の避難センターを訪れ、水害で避難している民衆に関心を寄せた。慈済人医会は24日から26日まで施療活動を行い、患者195人を診療した。同センターは15日からすでに被災者2000人以上を収容している。政府は近日中に別の避難センターを設ける予定で、慈済に対し医療方面の協力を求めている。

  • トルコのヴァン県で現地時間10月23日午後1時41分にM7.2の浅層地震が発生、多くの死傷者を出した。現地在住の慈済ボランティア胡光中が、地震直後直ちに花蓮の本部に報告し、現地のNGO組織と連絡して、災害状況を把握し、援助の方針を打ち合わせた。

10/24
  • タイ水害に関心を寄せ、タイ支部の職員2名とボランティア6名が、この日バンコク行政センターに行って、避難所の責任者と援助協力について打ち合わせを行った。慈済人医会は25日から新しい避難所のラクシー区体育館に入って、医療サービスを行った。ボランティアが被災者を率いて環境を整理し、26日から温かい食事の提供、古着の配付、子守などのボランティアを行った。29日までに動員したボランティアは延べ190人。
10/27
  • タイの水害に関心を寄せ、慈済基金会が「古着支援で愛をタイへ」を呼びかけ、この日から月末まで全台湾の慈済拠点で古着回収活動を行なった。

10/28
  • 米国総本部のグアテマラ災害援助団が、現地ボランティア同行のもと、この日イースト慈済小学校を訪れて関心を寄せた。また、29日にはサンタ・ローザ県チキムリラ市に行って配付の準備を進め、30日にとうもろこし、黒豆、砂糖、オートミール、食用油、ビスケット、トイレットペーパーを被災した約2100世帯に配付した。
  • 米国総本部のホンジュラス災害援助団一行5人が、この日に現地のボランティアと合流し、大統領府にロサ大統領夫人を訪問し、災害状況を確認した後、29日にチョルテカ県で災害調査を行なった。



訳・本信