慈済大事記 2012年8月度

2012年 10月 15日
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08/01
  • タイ・バンコク市プラタンワン区で1日火災が発生し、木造住宅17棟と古蹟建築が焼失した。タイ支部のボランティアは災害調査を行った後、8日被災者52世帯に緊急見舞金と生活物資を配付した。 ◎米国総本部の慈済青年会代表28人が、国連本部で行われた米国フレンドシップ大使基金会が主催の3日間にわたる世界青年大会に参加し、各国青年と交流した。2日は他の団体の代表6人をチャイナタウン連絡所の菜食晩餐会に招き、慈済の文化を紹介した。
  • 中国の「721大水害」の被害が四川省にまで及んだ。慈済ボランティアは四川慈善総会から援助要請を受け、1日から3日まで瀘洲県の喩寺市および嘉明市、龍馬潭区、納溪区上馬市に行って災害調査をした。6日と8日は、北京の慈済ボランティアが房山区の十渡市と大石窩市を訪ね、現地の役人と後の配付に関して打ち合わせを行った。
08/04
  • 南アフリカ・ヨハネスブルグの慈済ボランティアが冬季配付を行った。この日はボランティア約30人を動員し、トタンバラック区の貧困家庭1000世帯に、台湾米、毛布、食用油、砂糖、石鹸、および古着を配付した。
  • アルゼンチン連絡所はエントレリオス州グァレグァイ市赤十字社外来センターとの共催で施療活動を行った。同センターと人医会(慈済の医療ボランティアチーム)のメンバーおよびボランティアの合計62人が、患者103人に奉仕した。
08/05
  • オーストラリア支部のボランティアと慈済青年会メンバーが、ニューサウスウエルズ州ワガワガ市で「愛を世に広める」活動を催し、今年3月初めの水害被災者を思いやり、温かいマフラーを贈った。
08/07
  • フィリピンが2週間にわたって豪雨と台風に襲われ、ルソン島13州の数十万世帯が被災した。大ミンダナオ区の被災面積だけで台湾の総面積よりも大きく、被害は2009年の台風16号の災害状況に引けをとらないほどである。慈済ボランティアが即日被災者支援と災害救助の行動を展開。9日からは「被災者雇用計画」によりケゾン、マリキナ両市、リザ州で地域を清掃し、被災者の住宅復旧作業などを行った。
08/09
  • チリ・ウエチュラバ市のラピンコヤ貧民区で5日火災が発生し、木造家屋17軒が焼失し59人が家を失った。慈済ボランティアが、国会議員からの通知を受け9日、被災者に食糧、食器、および日用品など物資を配付した。
  • ミャンマーのヤンゴン州とバゴ州が7月末の連続豪雨で水害となり、被災者が別の場所に避難していたが、避難所で食糧不足の問題が発生した。慈済ボランティアが9日と14日に災害調査し、18日被災者961世帯に食糧引換券を配付。19日から21日までの間に現物との引換を完了した。
08/10
  • 慈済基金会が10日から12日まで花蓮静思堂で第4回国際慈済人道援助会年会を開催した。今回のテーマは「慈善と科学技術」で、各種災害援助物資の創意工夫に関する技術交流を行った。台湾、中国、マレーシア、ベトナムなどの代表238人が参加し、12日に台湾の工業技術研究院と合作のメモランダムを取り交わした。
08/11
  • フィリピン・東ネグロス州で6日、M6・9の大地震が発生し、家屋15000戸以上が倒壊した。慈済のボランティアが11日から救済物資の運送を始めて、21日に災害のとくにひどかったタヤサン町とラリベルタッド町で、被災者2465世帯に台湾の白米、毛布、ミネラルウォーター及び生活用品を配付した。
08/17
  • 日本支部の慈済ボランティアが山梨県笛吹市の文化センターで3日間にわたり東日本大震災写真展を開催した。慈済の災害援助の足跡をたどることにより、人を助ける善念を啓発したいと願っている。
08/19
  • ブラジル連絡所がフランシスコモラト市のコミュニティー州政府学校で施療活動を催した。医療人員9人とボランティア125人が、延べ522人に奉仕した。
08/21
  • 5月に起こったイタリア北部大地震に関心を寄せ、ドイツとオランダの慈済ボランティア一行8人が21日から23日までファーララ州のボンデノ、ファーララ両市、モデナ州で災害調査を行った。メンバーは各市庁を訪ねて、今後の配付について打ち合わせを行った。
08/14
  • ジンバブエを援助するため、台湾の農業委員会食糧署から80トンの「海外人道食糧援助米」を取得して、6月下旬に船積みし、8月24日現地に到着した。慈済のボランティア朱金財が現地ボランティア一行58人を率いて倉庫に搬入し、配付の準備を進めている。

訳・本信