![復興航空澎湖墜落事件、百人余の慈濟ボランティアがケアチームを組み、家族達の傍で悲しみを宥め、労わりしました。(写真:蔡秋對)](/jp/images/stories/world/taiwan/018.jpg)
23日夜、澎湖慈濟ボランティア六十人余は署立澎湖病院、三軍總醫院澎湖分院に赴き負傷者を慰問、ほかのボランティアはご遺体が安置された斎場へ赴き、遺族の傍でともに供養しました。また、家族らのために生姜茶、白湯、八宝粥など食料と飲み物を用意し、さらに風雨の中にも拘らず救援に尽力された方々にも温かい食べ物を差し上げました。
![高雄から馬公へ向かう復興航空機は7月23日夜、澎湖県湖西鄉西溪村に墜落し、機上乗客乗務員が多数死傷する事故を起こした。大破した機体の残骸や旅客の遺物とみられるものが散乱している。救援人員が全力で救援活動を行っている。(写真:蔡秋對)](/jp/images/stories/world/taiwan/019.jpg)
同日、高雄小港エリア慈濟ボランティアは直ちに高雄國際空港に赴き、災難に遭われた乗客家族を慰問した。家族の皆様にとって一番辛く堪えがたい夜でした。ある家人はスリッパのまま復興航空のカウンターに駆けつけ、自分の家族の安否を係員に詰め寄るがごとく質問し、その答えに歩けないほど泣き崩れ、傍のボランティアの介助でやっと2階に設けられた休憩所へ向かわれた。
翌24日、澎湖に向かうため高雄小港空港に集まった家族らを労るために、慈濟ボランティアも現場に集まりました。
今回、慈濟基金会は高雄エリアボランティアと澎湖現地ボランティアが協同し、百人以上のケアチームにより、家族たちの心のケアを全力支援すると述べ、同時に現場のニーズに合わせて、マスク、簡易雨具、手袋、慈済カップ麺/飯、蚊帳など8種類の救援物資を調達済みとし、順次、澎湖に運搬すると表明しました。慈濟ボランティア王秀純は、「澎湖現地からの要請で五穀粉を約三十袋、また現地天候は不安定なため、段ボール2箱分約100枚の簡易雨具も用意しました」と言いました。
![ボランティアは墜落現場で救援活動をしている兵隊と救援者達に食べ物と飲み物を差し上げました。(写真:洪中郎)](/jp/images/stories/world/taiwan/020.jpg)
慈濟ボランティア林景猷は、「皆、とても悲しかったです。私達はただ慈濟メンバーとして人を労わり、人に寄り添う気持ちで、できるだけの事をやるつもりです」と語りました。
報道・慈済基金会
訳・楊怡芬