![地震直後、南部地域の慈済ボランティアは直ちに支援活動を展開、台南慈済ボランティアは早朝4時過ぎてから絶えず被災現場へ駆けつけ、寒気で凍える気候の中、朝ごはん等炊き出し物資を住民へ配る。(写真/慈済基金会提供)](/jp/images/stories/world/taiwan/025.jpg)
中央気象局の地震情報によると、強震の発生は、2月6日早朝3時57分、震源地は高雄美濃地域としていたが、その後すぐに数回もの余震が台南を襲い、台南で多くの建物が倒壊し、数百人が被災した。
慈済基金会は、地震直後、南部地域の慈済ボランティアが即座に被災現場へ駆けつけ、早朝4時過ぎから徐々に被災区域へ入った。特に寒気の影響で気温が下がっているため、温かい朝食を用意し、直ちに現場へ運び込み、救助活動をしていた隊員や被災者へ配給した。
台湾各地の慈済ボランティアにより、支援物資が着々と準備され、その中には、即席ご飯や、回収したペットボトルからリサイクルされたフリース材のエコ毛布、マフラー、そして、被災者が冷えた地面で休まなくても良いよう、「福慧床」と言う折りたたみ式の即席ベッド等が含まれている。また、倒壊した建物から、今後さらに負傷者が出ると見られ、慈済の医療関係者も医療物資を準備し、直ちに現場入りできる態勢を整えている。
慈済基金会は「慈済は、いつもそばに」、慈済ボランティアの「最前を歩き、最後までいる」という救済精神を持ち、必ず被災された方々に食事と心のケアを施し、最後まで暖かく見守る心を表している。