慈済は救援物資573箱10トンをトラックに載せ、東京から9時間かかる被災地岩手へ送った。
日本慈済ボランティアは3月23日現地時間午前11時に10トンの救援物資を東日本大震災の被害地である岩手県へ送った。25日台湾から慈済救援団一行来日し、大船渡市と陸前高田市で配布する予定である。
津波で崩壊した町に慈済救援物資を届ける
3月11日に発生した巨大地震当日、全世界がメディアを通して見た津波に呑み込まれた町の一つである大船渡市と陸前高田市は今回慈済救援団が訪れる所である。太平洋沿岸にある岩手県のこの二つの市は隣の市となる。
慈済は台湾から重被災地である岩手県へ入った最初の慈善団体である。23日、トラックはまず10トンの救援物資を大船渡市へ運んだ。物資の内容は下着、ショール、毛布、即席ご飯、ナッツ等合計573ケースである。
慈済台湾救援団は23日、毛布1000枚、ショール5000枚、下着2000枚と即席ご飯2800キロなどの物資と共に日本に向けて飛び立った。
地震発生したその時からボランティアたちはただ早く被災者の皆さんに温かさを送って差し上げたいとの一念だった。十日間余りの間に情報を収集し、積極的に連絡をし続けた結果、岩手県の大船渡市と陸前高田市で物資を配る運びとなった。大船渡市は地震の後、直接津波に襲われ、四分の一の建物が壊滅し、瓦礫となってしまった。
陸前高田市はそのほとんどを津波に呑み込まれ、壊滅状態である。ボランティアたちは一日も早く救援物資を届け、被災者のみなさんに会って、自ら労わり、世界の慈済メンバーの愛を伝えたいとずっと願い続けていた。
(報導:東日本大地震救援総指揮センター )