
ボランティアメンバーは早速資材を搬入,陳金發の指示の元、明日の配布会場のセッティングを開始した。

その1Fを今回はお借りし,地震見舞金配布会場のセッティングを行った。ボランティア各メンバーは地元、大槌町のボランティアの方とともに受付や配布場所、コミュニケーションスペースと自らの持ち場を整えていった。元は理科室であったその場所も震災の時は天井まで水につかり,一部は抜け落ち、立ち入り禁止になっていた。そんな中でも慈済ボランティア達と地元の方が協力し、清掃し、机を並べ、パーテーションを設置してきちんとした会場を設営していった。明日そして明後日にはここで大槌町2000世帯の方に見舞金を配布することができる。疲れの中にも明日への期待が慈済ボランティアの中に見ることができた。そして地元ボランティアの方に「お疲れ様」「また明日よろしく」と声をかけて別れ、宿泊先の北上市へ戻った。
文・池田浩一