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09月18日
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情愛について

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問い:「呪文や誦経の功徳を他人に回向することを家族が反対するのですが、どうすればよいでしょうか」

上人:「信仰をことさら形に表わす必要はありません。《地蔵経》を唱えたら、まず地蔵菩薩の大悲願を了解して衆生済度を学ぶことです。大悲呪水(呪文を唱えた水)を人に飲ませてあげたいと思っていらっしゃるようですが、考えてもごらんなさい。自分自身悩みだらけなのに、人様のために厄払いができるほどの徳が具わっていると思いますか。もし『徳』と『定力』が具わっているのでしたら、ただ思いをこめてその人を祝福するだけで『業』は消失します」


訳・慮慇

 

" 日常生活での些細なことの積み重ねによって徳を修めるのであり、いつまでも続ける心構えがなければならない。日頃の言行挙止が仏法の教えに適っていてこそ、本当に仏に学び徳を修めることになる。 "
静思語