
被災地には既に多くの食事提供団体が集い、カレーチェーンのCoCo壱番屋もキッチンカーを使い避難所でカレーライスの無償提供を行った。他団体とメニューが被らないよう、また食物繊維とスープ―類が欠如していることを考慮の上、爽やかな温かいスープと野菜を提供することにした。
衛生面にも注意を配し、頭巾、マスク、手袋、エプロンを装着した慈済団体には、衛生検査職員から「完全合格」の認可を頂き、昼食は、トマトとエリンギのスープを提供しました。
被災者に一杯のスープといっぱいの元気を

おばあちゃんはボランティア達が台湾の団体だと知ると、涙が溢れ、その後出された温かなトマトスープに孫と共に笑顔を見せました。
この日最後の組に配膳したのは、被災区に住んでいた子供達です。湿った暑い天気に、子供達が熱射病にかからないよう、傍らでボランティアによる「人力扇風」をおまけした。
メディア報道

台湾のメディアが見慣れた青と白の制服を身纏った慈済ボランティアの姿を見て、「やっぱりいた!」と被災地に慈済が来ることを予想していたようだ。他にも、読売新聞大阪本社から取材がありました。
夕飯には、豆腐とキノコ入りの味噌汁と小松菜のお浸しを用意。現地からは「野菜果物類は本当にありがたい」と喜ばれました。中にはわざわざ手紙で感謝の意を伝えてくれた方もいました。
備: 慈済ボランティアは、七月十二日から二十日まで九日間、二万小学校にて炊き出し活動を行った。
訳/鄭慮欣 文/日本人文真善美