慈濟大愛食堂ベジタリアンお弁当配布

2022年 5月 06日 文/一圓晃子 写真/慈涓
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2021年12月28日、年の瀬に慈濟大愛食堂(ツーチーダイアイショクドウ)ベジタリアンお弁当の配布にお邪魔して来ました。

 

このイベントは慈濟のホームページや新宿区社会福祉協議会のホームページに案内があります。今年3回目の今回、前回より増え、大人22、子ども5の予約が入り、ひとつも余すことなく、なくなっていきました。

 

寒い中次々にお弁当を受け取りに来る方々

「前のハンバーグより、じつは酢豚の方が好きなんです。私、台湾が好きなんですよ〜。」取りにきた人が慈濟ボランティアに話した。

普段もこちらでお茶を飲めるんですよ、よかったらぜひまたいらしてください。

「本気にして来ちゃいますよ。」

「ぜひぜひいらして下さい。」そんな会話まで聞こえ、

「良いお年を…」と年の瀬の挨拶を交わし、久しぶりの人と人で生まれる温かい空気、コロナ禍で失われてた会話の醍醐味を感じたり、やはり会話って大事だなと思いながらその場にいました。

このお弁当ですが、慈濟のボランティア達が持ち回りで、10人ひとグループの手作りだそう。今は引退した元プロのコックさんを中心に、1週間前から、献立、デザインなどを練り、試作品を作ったり、思いの詰まったお弁当ですと話してくれた。食べる人が少しでも食べやすいように、彩りも考えた盛り付けや食感などボランティア達が熱くなっていました。

 


■環境を考慮して、植物由来のエコ容器を使用、更にご飯が付かないように、茹でたキャベツを敷いた。

 

環境を考えた紙容器を選んだり

ごはんがくっつかぬよう茹でたキャベツを敷いたり、おかずの汁で容器が弱らぬよう揚げた春巻きの皮をおかずの下に入れたりの工夫づくしのお弁当です、プラスチック容器などは一切使われていません。

お弁当が出来上がり、きれいにならびました。ボランティア達のお弁当を渡す楽しみな気持ちが伝わってきたからかもしれません。今回は年末なので年越し蕎麦も付きました。

実は、上記のハンバーグも、酢豚も一切お肉は使われてません。菜食、お肉が入ってないというだけのイメージや粗食なイメージかもしれませんが、ぜんぜん違います。ごはんがどんどんすすむおかずたちです、彩りもきれいです。

お子様の分を取りに来た方に訊くと、前回に引き続き2回目。お子様も気に入り今回も楽しみにしているとのこと。前回美味しかったからとお友達を伴って来たり、お友達に届ける分も…という方もいました。どんどん広がると良いなと思います。もっと多くの人に食べてもらいたいです。またこのイベントに足を運んでもらい、何かが生まれる場になったらと思いました。

 

■ボランティアの一圓晃子は(中)初めての参加に感動した。

 

■愛の込めた酢豚(大豆ミート使用)お弁当です。

 

■料理の担当は、プロのコックさんです。