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11月12日
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はっきりしない四季

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【地球と共生する】
万物はすべからく調和すべきです。調和とは健康であり、平安であります。気候が調和すれば四季がはっきりします。冬は寒く春はさわやか、夏になると暑く、そして秋になってもなお残る暑さ、これこそがいとも自然な台湾の気候でした。

大自然の中で生活する私たちは、暑くても寒くても受け入れるしかありません。万物が四季の循環にしたがって生滅するなら、申し分のない時候であります。夏にはレイシやマンゴー、秋になると蓮霧というように、野菜や果物はそれぞれの季節に生長します。

ところが今では、季節はずれの野菜や果物が出回り、季節感が失われてしまいました。これはまさに不調和である証拠です。

人類はいろいろと方法を講じて大自然に挑み、季節を考慮しなくなりました。そのため気候の循環も乱れ、手がつけられなくなりました。以前台風がくる時心配したのは暴風雨の災害でしたが、やがて土石流が最大の心配となりました。今では台風が来なくても、大雨が降っただけで深刻な災害をもたらします。

ですから、「急がなくては間に合わない」と私は気が気でならないのですが、さてどうすればよいのでしょうか。誰もが謙虚な気持ちで戒めを守り、細心の注意を払わなければならないのです。昔から「至る所に神仏あり」といいます。いつも祝福の心をもって互いによい言葉を交わすなら、善の音波はきっと諸仏に達し、天地万物を守ってくださるでしょう。


THINKING 89

大自然の中で生活する私たちは
暑くても寒くても受け入れるしかない
万物が四季の循環によって生滅するなら
申し分のない時候である


文・證厳上人
訳・慮慇

 

" 日常生活での些細なことの積み重ねによって徳を修めるのであり、いつまでも続ける心構えがなければならない。日頃の言行挙止が仏法の教えに適っていてこそ、本当に仏に学び徳を修めることになる。 "
静思語