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04月25日
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ホーム ドキュメンタリー 東日本大地震援助活動 自らの手で被災者にショールをかけ 国境を越えて愛で苦しみを癒す

自らの手で被災者にショールをかけ 国境を越えて愛で苦しみを癒す

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證厳上人3月26日ボランティア朝会で開示】
「世の中にこんなにも多くの人が人々を温かくしているのを見ると、愛は本当に国境がなく、人類はみんな愛の心を起こしているのがわかります。人々が希望に充ちているのが画面から見てとれます。これはまさに菩薩の世界ではありませんか」と證厳上人は今朝のボランティア朝会で救援団ボランティアたちが大船渡市の避難所で救援物を手渡し、被災者の皆さんの心身を暖め、労ったことについて語られた。

津波が直撃した町、身内を失い、被災者は苦しみの中
東日本大地震救援団ボランティアたちは24日東京から出発し、その夜、津波が直撃した重度被災地の岩手県大船渡市に入った。ボランティアが目にしたのは悲惨な情景だった。その上、雪が絶えず舞い、一段はさらに被災者の状態を身を持って感じ取った。

「陳金發居士は、この傷ついた土地を見て、心が痛み、忍びなかった、と語っておりました。(25日夜)6時、7時にまた大きな揺れを感じました・・・」。救援団が被災状況を報告している間にも地震を感じたが、みんなは被災者のことを心にかけて、昨日六つの避難所を回り、自ら救援物資を手渡した、と上人は話された。

身をもって真心を表し、心の扉を開ける
最初の避難所では、一部の即席ご飯とナッツを受け取っただけで、救援物資をもっと必要としているところにあげて欲しいと遠慮された。ボランティアたちは続き二番目の避難所へ行き、真心を込めてコミュニケーションをとり、相手に真心を感じ取ってもらえた。見も知らぬ仲から心を通わせる仲になることができたのだ。

「避難所で仕事されている方たちはみんなとても責任感があり、思わぬ混乱を避けるためにもあまり他人に中へ入ってほしくなかったのです。しかし、慈済を理解して頂くために辛抱強く優しさを持って、まずはコミュニケーションを取り、会話をしました。慈済が来た真心は態度に表れていたので、彼らは心を開き始め、慈済を迎え入れたのです」と上人は述べた。

「ボランティアたちは協力し合って、自らショールをお年寄りの肩にかけ、彼らの心身を労りました。体が温まっただけではなく心もまた温かくなり、被災者たちが最も必要としている感動を与えたのです」

我を忘れ、愛のために全力で尽くす
慈済ボランティアは六ヶ所の避難所を回り、持って行った10トンの支援物資を全て配り終えました。上人はこの菩薩たちを褒め称えられた。「10トンの救援物資を全部自分で運ばなければなりません。救援団は大愛テレビの記者を含め、十数人しかいないので大愛テレビの記者も手伝いました。」

「10トンの物資はトラックから下ろすと別の車に乗せなければなりません。下ろしたり、上げたり、一人平均2000キロの荷物を運んだことになります。」1トンは1000キロである。10トンの物資を十数人の救援団で往復運搬し、配給する。ご飯を食べ損なっても心は一つも疲れを感じない。

「昼食を食べず、晩に電話した時もまだ食べていなくて、ちょうど即席ご飯にお湯を注いでいるところでした。本当に容易なことではありません」と上人は語られた。

日本メデイアも国境なき大きな愛に感動
この心遣いは被災者たちを感動させ、さらに現地の多くの人たちを感動させた。NHK記者はわざわざ取材に来られ、その夜のニュースで藍天白雲の菩薩の姿を世界へ流した。上人は開示で「どの画面もとても心温まるものです。NHKでは台湾から国境なき愛を持って心を尽くしていると報道されました。実のところ、物資は世界から集まってきたものです。私たちが発したいメッセージは、慈済の配給だけではありません。各地からの愛の協力と愛の奉仕なのです。」と述べられた。

天災は地域や国を選ばずやってくる。人の愛も同じように分け隔てなく、国境を越えることができる。慈済は全世界の愛を集め、被災地の一人ひとりの傷ついた心身を暖めるのである。
 

" 日常生活での些細なことの積み重ねによって徳を修めるのであり、いつまでも続ける心構えがなければならない。日頃の言行挙止が仏法の教えに適っていてこそ、本当に仏に学び徳を修めることになる。 "
静思語