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12月17日
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不安と恐怖を各方面から援助する

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二月六日の寒い夜、多くの人が就寝していた頃、突然マグ二チュード6級の地震が花蓮を襲いました。深夜十一時五十分、大きな揺れで多くの花蓮の住民達は目を覚まし、パニック状態となり逃げ口を捜し、先を争って逃げました。あまりに急だったため寒さを凌ぐオーバー忘れ、ただ街頭に呆然と立っていました。そこには寒風が吹いていました。

最初に関心をもって援助します

まだ住民の人達へ援助が及んでいなかった頃、花蓮静思静舎にいる法師、慈濟基金會の各部署、慈濟ボランティアの人達はそれぞれ自主的に行動を起こしました。七日深夜一時静舎はすぐに防災援助活動を行動に移し、被災した住民や、第一線で救済活動を行っている人達への食料、必要物資を災害現場、避難所に直接、最短の時間で運び援助しました。

深さ十キロメートルで発生した地震の揺れは震度七に達し、各地の被害状況がニュースで流れてきました。花蓮統帥ホテル、雲翠ビルが倒壊し、商校街の旅館が傾き、花蓮医院も傾きました。花蓮大橋が隆起し蘇花公路の通行不能等、一つ一つ驚きのニュースが流れてきて、各メディアもネットを通じて状況を報じました。同時に消防車、救急車等救助部隊が災害現場に急行しました。

傾いて危険なビルから一人の父親が幼子を抱いて窓から外に掛けられたはしごを使い、万全の注意を払って下りて来ました。薄着の婦人は救急隊員の護送の下、後ろも振り返らずパニック状態で走ってきました。次々と起こる余震の中、消防隊員は危険を省みず救助活動を行っていました。寒風吹きすさぶ中、救急隊員だれもがすべての捜索を諦めてはいませんでした。

避難所において毛布と温かい生姜汁で暖を取る

震災現場、倒壊した建物、露出した鉄筋、それらは地震がいかに強大であったかを表していました。倒壊又は傾いた建物に閉じ込められた住民達が次々に救出されて来ました、被害にあった人々は近くのホテル、野球場、小学校、花蓮静思堂、及び世界ボランティア宿泊所に収容されました。彼らには毛布と安心して寝られる組み立て式ベッド、及び温かい食事が提供されました。

中華小学校には約四十人のボランティアが集合し、住民に寄り添っていました。地震の被害にショックを受けた住民は怖くて屋内には入ろうとしません。寒くても組み立て式ベッドの上で毛布に包まり体を休めました。慈濟基金會会文化発展部何日生主任は真っ先に災害現場に急行し、路肩にしゃがみ込むお年寄りの冷めた手足を見ると、直ぐにしゃがんで温かい靴の中に足を入れ温めました。

老舗の統帥ホテルが倒壊し、そのホテルの宿泊客は附近の福康ホテルに避難しました。ボランティア達は直ぐに毛布を箱に詰め運搬し被災者を慰問した。統帥ホテルの外でしゃがみ込んでいる住民達に精舎の法師とボランティア達が、寒さを凌ぐ為の環境保全毛布と温かい生姜汁を提供し、その間にも法師は住民達の心の訴えを聞き彼らの恐怖心を慰めていました。慈濟大学の陳定邦先生は迅速にこの救助活動に参加しました。災害者の人達の心の中に人の温かさが伝わりました。

前線で救助活動、後続部隊が到着

第一線での救助活動が継続するなか、後続救援隊も到着しました。精舎では法師が熱い蒸しパン、生姜汁を準備するだけでなく、花蓮静思堂に指揮センターを立ち上げました。被災状況を収集し、災害援助に必要の物資を集めていました。また慈濟専用電話回線を使い被災者の必要としている物、並びに生活に必要な色々な物資を確認し、提供する準備をしました。

被災者に最も必要な物資は寒さを凌ぐ毛布とマフラーは、朝六時に慈濟台北内湖環境エコセンターから計一七〇〇枚の毛布と二千本のマフラーが運び出され、電車を使って花蓮まで運ばれました。その他に高雄から災害用乾燥食品とパンも既に梱包されて、お昼の十二時に出発します。これらは実は精舎が新年を迎える時に皆さんと縁を結ぶ為の慈悲乾燥食品で計一万千八百人分で、これを今回の災害者の為に先に使用したのです。列車の余った空間に高雄のボランティアの人達の愛の心と千三百人分のパンも同時に運ばれました。

医療救急支援方面は花蓮慈濟医院の半数の医師、看護師が動員され救急に運び込まれた患者の治療にあたりました。多くの傷害患者が搬送されてきて、医師、看護師がけがの具合を確認し、多くは軽傷で、消毒し包帯をした後、自宅に帰って行きました。多くの重傷患者は別の場所に送り傷の診察をしました。現場の指揮官と医療チームが協力し合い、手際よく処置していました。またボランティア達は傷を負った患者を署花医院に出向き世話をしました。

地震発生後も、予期できない余震により住民達は安心して眠る事もできません。心の中は不安と恐怖で一杯です。慈濟人は静思静舎で臨機応変に救済援助に行っていました、各部署が申し合わせ、積極的に協力し合い、いつでも必要な物資を被害のあった区域に送れる様準備しました。また災害に遭った人々を励まし慰めました。寒い冬の寒風吹きすさぶ中、彼らはもう孤独ではありません。


訳/真鍋誠  文/2018/02/07花蓮震災に関する報道から整理摘録
写真/花蓮本部提供
 

" 【生命を守ること、害すること】 飢える人に腹いっぱい食べさせ、凍える人を暖め、病人に診療を施し、身の周りの人道的な行為を見たり聞いたりしては互いに励まし合い啓発し合う、というのが「生命を守る」正しい方法である。盲目的に生き物を捕らえてから放ち逃す「放生」は本末転倒であり、かえって生命に害を加えることになる。 "
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